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シロザケとワシ 12月
2023.12.11
北海道を代表する魚のひとつ「シロザケ」。
古来から日本人に食され、一般的には「シャケ」、「鮭」と呼ばれて親しまれているあの魚です。
シロザケは川で生まれ、海に下り、約4~6年を北洋で過ごして、また秋に生まれた川に戻ってきて、産卵し一生を終える。
この魚の一生をぼんやりと知っている方は多いのですが、実はこの魚、川によっては1月まで産卵しているんです。
北海道に住んでいてもそのことに気づいていない人が多い中、その存在を敏感に察して、利用しているのがワシたち。
オオワシやオジロワシの多くはサハリンから11月から北海道へ飛来。北海道で越冬して4月にサハリンへ戻る生活史。
羽を広げると1.5-2mにもなる天然記念物に指定された希少な大型鳥類。
その体を維持するには豊富な食料が必要なため、北海道に渡ってきてすぐに獲ることができるシロザケは格好の食料として利用されます。
毎年、遅くまでシロザケの産卵が続く清里町内を流れる川では、多くのワシたちを観察することができます。
それもありがたくないほどたくさん(笑)!
今年もサハリンから渡ってきたワシたちを清里で見ることができますよ。