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日本百名山の旅 4月

2024.04.13
日本百名山の旅 4月

知床アルパの夏のガイドは「登山ガイド」のご依頼が多いですね。
日本の最東端エリアにある日本百名山「羅臼岳・斜里岳・雌阿寒岳」のガイドです。
お客様の中には100座を目指す方、目指さない方、いらっしゃいますが、国内の名峰を求めこの地に来られます。
そして、山中に入れば1日8時間ほどのお付き合い。
毎回、楽しくお話させていただいておりますが、話題の中心は当然、「山」そして地域の温泉とグルメとアクセス。

また、お客様との事前のやり取りでも「○○山に登ったのですが、羅臼岳には行けますか?」という質問があります。

この仕事、日本の端っこにいても本州以南の山を知ることで、お客様とのコミュニケーションに違いがでるな、と実感して、ここ数年の閑散期はご挨拶まわり兼ね本州の山に登っています。

でも夏山シーズン忙しい時期には本州の山は登れない、そして残雪期はできるだけスキーを使いたい。そんな理由で4月はスキーを使い百名山を知る旅に行ってきました。

今回は新潟から入り、南下しながら車中泊中心の山旅。

当初は会津駒ケ岳か巻機山をスキーで行こうという計画も予想よりも雪解けが早くあきらめる。
代わりに行った奥只見丸山スキー場から南側に会津駒ヶ岳、平ヶ岳、そして2023年秋に行った燧ヶ岳を望んだ。
多雪で有名なスキー場とのことだったけれど、4月初めに訪れたこの時はコースの半分がクローズ。
そして昼前から一気に気温が上がり、ストップ雪に。

次は旧知のガイドさんにお願いして黒姫山へ。
黒姫山は百名山ではないですが、あくまでも「百名山を知る旅」(笑)。
頂上からは百名山である妙高山、高妻山はもちろん、戸隠山、飯縄山もばっちり見えた。
「北信五岳」もはじめて知る。
帰りのツリーランはリズムつかめず惨敗も、帰りの戸隠そばで復活!

その次は志賀高原渋峠スキー場から日本国道最高地点を経て草津白根山方面へ。
途中で引き返しも、スキー場を外れれば誰もいない斜面を堪能できた。
山頂ヒュッテのボルシチは絶品(笑)。

 

そして美ヶ原&霧ヶ峰。
強風と霧だからか、平日だからか、人には会わず静かな雪原をとぼとぼと。
美ヶ原は徒歩で、霧ヶ峰車山は西側のころぽっくるひゅってから登り車山高原スキー場へ下山。
スキー場は視界20m…。
事前にスキー場内にしか雪がないことを見ておいたから良いものの、知らなかったら難儀する視界でした。

最後は筑波山。
当初は北上して群馬から東北でスキー登山を続けようと画策も、雪がないことや、今後筑波山へ行く機会があるか?と考えた末に今回登ることに。
雨予報…。前の日の夜から雨、朝に移動でつくば市に入っても雨。
結局下山まで雨は止まず、山の姿も見えず。
日曜日の登山、朝は空いていましたが昼前から登山道はそれなりの人出。
首都圏から近いこと、お手軽に登れる標高やコースがあること、温泉やホテル、歴史ある神社があることなど、首都圏に近いリゾート地であることも人気の秘密だということを知る。

「予定は未定」で行った「百名山を知る旅」。協力いただいたみなさん、久しぶりに出会った方に感謝の旅にもなりました。