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羅臼湖の環境について

2019.08.01
羅臼湖の環境について

自然環境

羅臼湖は知床半島中央の標高約730mに位置します。緯度が高いため(日本の北に位置する)気象条件は本州の2,000mと同じで、周辺には例年6月まで雪渓が残り、桜も6月に開花する冷涼な気象条件です。

5月や6月はいたるところで水が溢れ、7月でも標高の高い場所から水が流れ込むため、足元は長ぐつが最適です。

スニーカーやトレッキングシューズでのハイキングは難しいとお考えください。さらに2012年からはルートを逸脱し、希少な植物を踏みつける状況を憂慮し長ぐつ着用が推奨されています。

知床アルパでは8月まで植生保全のため必ず長靴を着用し、歩道の中央を歩くようお願いしております。参加される方へは長ぐつの無料レンタルを実施しておりますので、ご理解いただければと思います。

2013年に定められた羅臼湖ルールも一度ご確認ください。

羅臼湖のヒグマ

羅臼湖での遭遇は少ないかもしれません。実は海に近いエリアの方が、クジラなどの海棲哺乳類が打ち上げられたり、サケマスが捕れたり、さまざまな種類の木の実を得られるためかヒグマとの遭遇は多い傾向にあります。

一方で、このエリアでも毎年のようにヒグマとの遭遇は報告されています。知床は世界有数のヒグマ高密度地帯。いつ遭遇してもおかしくはありません。クマスプレーなど持参してハイキングを楽しみましょう。クマスプレーや長ぐつはレンタルを実施している施設もございます。

羅臼湖へのアクセス

羅臼湖登山口には駐車場がございません。

ときおり登山口周辺に無理やり駐車される方がいらっしゃいますが、国道の往来を妨げるほか、他の車の駐車も誘発します。羅臼湖へはバスを利用するか、知床峠駐車場から歩いて往復しましょう。