
標高差1,400m以上を登って滑った知床連山東岳。
知床連山東岳は連山縦走路からも外れており、登山道もないため夏山シーズンはほとんど人が訪れない山。
でも冬山(3月~)は近年、ひそかにバックカントリースキー人気の山となっている。
なぜなら条件が良ければ標高差1,400m以上の滑走を可能とする山だから。
4月に入り山の仲間と行ってきました!
足回りはATスキー4名とスプリットボード1名。

羅臼町岬町発。入山口の標高は50m。
今年は雪が少ないが、なんとか駐車場から雪に乗れた。
途中の急斜面では気温の低い朝のカリッとした雪面に手間取るメンバーもいたが、大きなトラブルにはならず順調に歩を進めた。

標高1,300m付近、頂上まではあと45分くらい。
昨年は標高1,100mからアイゼンピッケル行動。
ここで風が出てきたので衣類&装備調整のため休み中。
今年はこの後も頂上までスキーorスプリットボードで行動しました。

ラスト45分。一番疲れが出るところ。
がんばれ!

6時間30分で標高1,520mの頂上着。
片道7.3㎞、標高差約1,480m。
皆さんお疲れさまでした。
残るはお待ちかねの滑降ですよ!!

滑走前にメンバーに撮影させた、たそがれる笠井ガイド(笑)。



頂上から標高差150mほど下まではカリカリ雪面で苦労するメンバーもいましたが、残りは適度なザラメ雪を堪能。
一度も登り返すことなく車まで1時間45分で滑走!そのうち30分ほど休んでいますので、実際は1時間15分くらいで頂上から降りてきた計算になりますね。
ただ、知床の山の雪も少なくなってきました…。今年は降雪量が少なかったためなおさら春先の雪がありません。
素敵な時間もあとわずかですね。
「冬の軽登山」GWまでは催行予定です!知床に雪を求めに来る方、大歓迎。ぜひお問合せください。