
12月18日の最低気温は-15℃。今年の冬は寒いかもしれない。
冷えた朝、まぶしい朝日に誘われてワシが多く集まる川へ行ってみる。
河岸には氷が張り、そしてフロストフラワーも見た。-15℃以下に冷えた風のない静かな朝だけ見ることができる現象。観測点の気温よりこの辺りの方が少し寒かったのかもしれない。

12月中旬でもサケは産卵をしている。この場所では例年1月までサケの産卵を観察できる。
意外にこの時期のサケを探すのは簡単で、河畔林に注目するだけで良い。
ワシやカラスが多ければ、その下には必ずといっていいほどサケが産卵しているからだ。

この場所でも50m上流でサケを捕獲して食べていたオジロワシがいた。
こうした場所の河岸にはもちろんキツネなどの足跡も多い。
北海道のサケは人間だでけなく、多くの生き物の命を支えている。
この川のように河口から上流までダムのような障害がない川は、上流域まで多くの野生生物の命をサケが支える。
静かに昔からの営みを観察できた一日に感謝。